イセゴイ科(ターポン)(Megalopidae)−ターポン

ターポン
ターポン

和名:ターポン
英明:Tarpon
学名Megalops atlanticus
撮影:S.Goto(葛西臨海水族園)
分布:大西洋の熱帯から亜熱帯にかけて生息、その他、ノバスコシアや南フランスの大西洋岸、アルゼンチンなど
特徴:海洋の沿岸部や河口、ラグーン、河川などに生息する。
体長は最大で250cm、体重は最大161kgの個体が記録されている。
太古よりほとんど形状を変えることなく現代まで生き延びてきた古代魚であり、体の構造には原始的な特徴が見られる。
背中側は緑あるいは青みがかっており、両脇は銀色である。背びれの端の鰭条はほかのものよりも非常に長く、尾の近くまで及ぶ。大きな口は上向きに開いており、下顎には延長された骨板が含まれている。これは古代魚の特徴である。
太平洋には同属のイセゴイ(Megalops cyprinoides)が生息しており、区別するために、ターポンの和名として「タイセイヨウイセゴイ」という呼称が使われることもある。
さまざまな魚やカニなどの甲殻類を捕食する。
浮き袋を空気で満たし、そこから空気を取り出す能力を持つ。
他のカライワシ目の魚同様にターポンも海で産卵する。一度に産む卵は1,200万個にも及び、卵から生まれた稚魚はレプトケファルス幼生を経て成魚となる。


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