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ソコダラ科(Macrouridae)-サガミソコダラ

サガミソコダラ(標本)
サガミソコダラ(標本)

和名:サガミソコダラ
英明:Sagami grenadier
学名Ventrifossa garmani (Jordan & Gilbert,1904)
撮影:S.Goto(東海大学海洋科学博物館)
分布:南日本太平洋側、東シナ海
特徴:水深310-720mの深海底に生息する。
体長30cm。吻がわずかに突出。眼径が吻長より長い。口が大きい。鰓条膜に鱗がない。腹鰭起部は胸鰭起部よりわずかに後位。背鰭基底の中央部から側線までの横列鱗数が5~6。発光器のレンズは1個で、肛門と接近する。鱗には小さな棘がある。ソコダラ類では、この小棘の配列が種の識別で重要となることがある。だが、底曳き網が水面に届く間に鱗が脱落してしまう。
歯は意外にしっかりしており、オキアミ類やコエビ類などの甲殻類を餌とする。
ソコダラ科は世界の深海底に広く分布し、本科は世界で350を超える種を含み、良く似た種がいて同定がきわめて難しい分類群でもある。日本ではさほどではないが、中には水産資源として重要な種も知られている。
底曳き網で得られ、身はさほど無く、他の魚と一緒にされ、練り製品になる。


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