ハンディGPS Garmin Geko201導入期

2004/4/21
捻挫していたところがまだ完全に指を曲げられないので、病院に行った。
レントゲンを撮ったら、なんと骨のかけらみたいなものが写ってる。なんじゃこりゃー

医者も「こんなふうになるもんかなぁ」なんて首をひねってる。大丈夫か、おい。
4mmぐらいのトゲみたいな影が一番痛めている関節の横に写っていて、どう見ても骨のカケラ。
こんなの入ってたらそりゃ痛いわな。

とりあえず、本体の骨にはヒビ一つ入っていないし関節も腱もたいした問題はなさげだし、このカケラは自分の骨なのでほっとけばそのうち吸収されるだろうということで放置。
しかしこんな風に骨が欠けるもんかねぇ。
たしかにすごい音はしたが。
帰り着いた時にはグローブが外しにくいほど腫れてたが。

2004/4/18
Gekoの山サイデビュー!
西多摩の里山でガッツリ走ってきた。
新緑がものすごくきれいで、山つつじが咲いていたりして雰囲気は最高。
路面も締まっていて走りやすく、いい汗かいた。
この季節だとまだ虫もほとんどいないし、ベストシーズンだと思う。この期間は短いので目いっぱい楽しまないと。

しかし、実は先週末にコケて、右手の親指を捻挫していた。
コケた時にとんでもない手のつき方をして、「ごきごきごき」と音が聞こえた時は「あ、折れた」と思ったもんだ。
その後ロクに冷やしもせずに40kmほど走ったので、帰り着いた時にはグローブから手が抜けないぐらい腫れていた。
その後毎日湿布貼って包帯で固定しておいたら、曲げると痛いがなんとかハンドルは握れるようになったのでいちかばちか行ってみた。
結果としては、かなり強い衝撃を受けた時はさすがに痛むがそれ以外ではがっちり握っておけば特に問題なし。
それにしてもシフタがデュアコンでよかった。これが普通のシフタだったらまるっきりシフトダウンできないところだった。
そしてさらに右足の甲までいつのまにか捻挫していて、漕ぐのはまったく問題ないが歩くと痛い。常に自転車乗ってろってことか?
ついでに、リアディレイラまで調子悪い。勝手にカチャカチャと行ったり来たりする。
しばらく乗っているとよくなったが、一箇所チェーンのリンクが渋い部分があるので、そこがひっかかるのかも。
さらにさらに。フロントサスの右のクラウンから、油漏れ。少しずつだが、レッグまで流れるほど漏れている。
おかげでスリックハニー使わなくてもいい。ってそういう問題か?

どうも右ばっかりが壊れているなぁ。呪われてるのか?


さて、GPSに話を戻そう。
水分を含んだ葉に頭上を覆われるとGPSには厳しいと聞いていたが、実際にはほとんど問題なく受信できていて、街中より調子いいぐらい。
さすがにダウンヒルしてる時は見てる余裕はないが、普通に走ってる分にはたいてい3D測位できているらしい。
また、相当ガタガタゆれたはずだが電源断などのトラブルは一切なかった。

ログは、こんな感じ。

山の尾根を辿っていることがよくわかる。いやはや、便利な世の中になったもんだ。
これで、いつでも一人で行ける。ふっふっふ。


2004/4/17
おかしい、どうもおかしいぞー!?
前回、NiMHバッテリがあっという間に切れたと書いたが、どうもそうではないような気がする。
Gekoはバッテリの種類をアルカリとニッケル水素の二種類から選べるので、私はNiMHの設定にしていた。
ところが、これにすると充電済みのバッテリを入れてもすぐにバッテリ表示が一つ減るほどでどうも怪しいと思っていた。
昨日、いつも通り昼休みのポタリングでログを取っていた時に Low batteryが出たので、やっぱり早いなと思いつつ試しに設定をアルカリにしてみると、なんと驚くなかれバッテリ表示が復活したのだ。
さすがに満タンではないが、一個減っただけである。
その後しばらく使ってみたが、バッテリ表示を残したままいきなり切れるようなこともなく普通に使えている。

ということは、このバッテリ設定はあまり正しくないのでは??
もしかすると、800mA/hという容量がGekoの開発時には想定されておらず、計算を間違っているのかもしれない。
どうもアルカリの設定の方が実情に近いようだ。
もうしばらくこれで使ってみようと思う。




2004/4/12
今日も荒川CRを走る。
約60kmを走ったのだが、なんと途中でGekoのバッテリが切れた。
約3.5時間といったところだろうか。
いくらなんでも短すぎやしないか??

新品のNiMHで、一度充電し充電器の放電機能で放電させてから再充電させてある。
なので充電が不十分だったとは少し考えにくいのだが・・・・
この程度では、一回の山乗りでは足りないので、途中で一度バッテリ交換が必要になる。
まあ、昼食時に換えれば済む話であるが・・・・

さて、GPSのログは当然カシミールに読み込んでいる。
これがなかなか面白い。


これは、速度が速いところは緑色、遅いところは赤で表示している。



表示の設定はこんな感じだ。
休憩したところや向かい風で速度が落ちたところなんかが簡単に分かる。
だからなんだと言われると困るが・・・・

2004/4/9
Gekoのログ保存機能で、どの程度の「間引き」が起きるのかを実験。
二日分の502ポイントを「SAVE」機能を使って保存すると、357ポイントになった。
トラックログを見ていくと、方位と速度があまり変わっていない場合に一つにまとめているようだ。
が、そうとも限らない部分もあって、今ひとつよくわからん・・・・
それでもやっぱり無駄に見える部分はあるので、カシミール上でポイントを「均す」機能があると便利かも。

さて、ついに Low Battery が出たが、それでもそこからかなり使える。
室内で放置しているが、30分経ってもまったく電源が落ちる気配がない。
まあ、「切れるよ」と言われてからもかなり保つのは、ある意味安心かもしれない。
Low batteryが出てからいきなり落ちるような機械もあるからねぇ。

結局、一日平均一時間ほど使ったので、8時間ぐらい保った計算になる。
ノーマルモードでこれだから、一日走り回るとちょうどいいぐらいだな。

さて、ちょうど週末だし、今度はNiMH電池を入れることにした。
さて、今度は何時間保つだろうか?

2004/4/8
さて、今日で8日目、ほぼ毎日の通勤でログを取っている。
毎日30分から一時間ほど使用しているが、ついにバッテリ表示が最後の一つになった。
が、しばらく電源を切って入れなおすと半分まで回復したりする。どうも怪しい表示だな。
とりあえず完全に電源が入らなくなるまで使ってみよう。
ちなみに これは付属していたアルカリ電池である。
これが切れたら次はNiMH充電池の出番である。

ところで、衛星画面を見ていて、妙なことに気が付いた。



Gekoが衛星を捕捉すると、その衛星の電波の強度がバーの長さで表示されるのだが、時々このように白抜きのバーが出る。
これがいくつあっても黒いバーの衛星がないと測位できないので、これは使っていないようなのだが、いったいどういう意味なんだろう?
電波は入っているが使えないほどノイズがひどいとか?

GPSの電波は水分に弱いと聞く。
そのせいかどうか分からないが、どうも曇りの日は電波の入りが悪いような気がする・・・が、あくまでも気のせいである気もする。
また、晴れていて、頭上も開けているのにまるっきり電波が入らない場合もある。
気まぐれだ。

液晶画面に保護フィルムを貼ってみた。
ところが、このフィルムそのものが非常に傷つきやすいという実に本末転倒なシロモノであった。
確かに分厚くてちょっとやそっとでは液晶画面には傷はつかないかもしれないが、いくらなんでもティッシュで拭いたぐらいで傷がついて白く濁るのは保護フィルムとしていかがなものか。
せっかく貼ったので、濁ってどうしようもなくなるまでは貼っておくことにするが、既にかなり目障りなぐらいの傷がついている。
まったく、こんなものを売るなよな、ビックカメラよ。


2004/4/4
雨で自転車乗れないので、ビックカメラに買い物に行って、携帯ホルダを買ってきた。
http://www.rakuten.co.jp/rastabanana/441267/470539/494148/
こいつは上げ底になっていて、ジッパー付きのポケットになっている。
これが、予備電池必須のGekoにとってはすこぶる具合がいい。
位置も、肩のストラップにつけたらちょうど肩の真上になって、ほぼ水平になる。
ログ取りに使うならこの位置が一番だと思う。横向いた時にちょっとジャマだけど。

これがまた、Geko用に誂えたかのようなピッタリのサイズ。
なにしろGekoのサイズが48.3 x 99.1 x 24.4mm、ホルダのサイズが 48x105x28mm。
びっくりするぐらいちょうどいい。
  

こんな風に肩につく。ちなみに右のストラップについてるのは携帯。
  

こんな感じで電池とマウント用ブラケットが入ってる。
 

とにかく、このポケットがすばらしい。なかなかこういうタイプはないのが不思議なぐらい。
実際、携帯に使うとなるとこのポケットはあまり使わないのでムダなのだが(とは言え、安いし気に入ったので携帯も同じタイプのものを使っている)、付属品がある場合は決して忘れることがないので便利だ。
携帯の方は、ヘッドフォンを入れてある。
ただし、当然のことながらこのポケットの分厚いので、ジャマと言えば邪魔。
特に肩につけていると耳元にでかいものが飛び出している感覚なので、慣れるまでものすごくジャマ。
まあ、視界を妨げるほどではないのでOKだ。

2004/4/3

今日は花見。
荒川CRを走って花見をする公園まで行った。
空が完璧に開けているだけあって、受信は完璧だ。常時6〜8個の衛星を捕捉している。
ところが、一箇所だけとんでもない所に飛んでいったことがあった。
橋を渡る時に、私は川の中を走っていたらしい。
まあ、数分のことなので後からカシミールでその異常なポイントだけ削除すればいいので問題はない。

さて、現在は受信モードはノーマル、ログはAutoモードで間隔はMidiumだ。
この状態で、平均20km/hあたりで一時間走ると280〜300ポイントぐらいになる。
つまり、このペースで一万ポイント使い切るには33時間かかるという計算だ。

ポイント間の時間間隔はかなりまちまちで、平均すると約12秒に一回だが実際には2秒だったり40秒だったりする。
距離もまちまちだ。
まっすぐ移動していて速度も角度も変化が少ない場合に間引いていると思われるのだが・・・・
とりあえず一時間300ポイントという目安ができただけでもよしとしよう。

次回は間隔を HighやLowでも試してみよう。

ところで、帰りに夜8時頃の荒川CRを走ったのだが、思わぬ問題に遭遇してまいった。
基本的に街灯が一切なく、真っ暗なので路面はほとんど自分のライトの明かりしか見えない。
やはりへんなものを踏むと危険なのでどうしてもライトの明かりを注視することになるのだが、これが不思議な現象を起こした。
明る過ぎるものを見ると残像が強く残ってしばらく影のようなものが見えるようになってしまうことがある。
これが、周辺視野から視界にどんどん広がっていって視界の最も大事な中心部に向かって侵食していくのだ。
たぶん、目のほうは真っ暗な方に合わせているのだが、それに比べて極端に明るいライトの光芒を見つめているため、そこに一種の「焼きつき」を起こしたのだと思う。
視神経というやつは常に刺激を受け続けることができ、同じ刺激でも麻痺することが少ないはずなのだが、あまりに変化が少なく明暗差が大きいものを見つづけるとやはり感度が落ちていくものらしい。
このおかげで約一時間の行程の半分ほどが、かなり見難い状態で走るはめになった。
ようやく河川敷を抜け、市街地に入ると今度は車のライトや街灯が異様にまぶしく、そして緑がかって見える。
ライトのフレアが非常に大きくて見難いことこの上ない。
大変危険な状態だが、自転車を置いて帰るわけにも行かずマッタリと走って帰って来た。
どーしたもんかねぇ。

2004/4/2

今日は初めて実際に外に持ち出してみる。
とは言え、たった2.5kmの通勤なのだが。

さて、家から出て空の見通しがいいところまで出て電源を入れる。
一分ほどで3つの衛星を捕捉し、測位が始まった。

その途端、いきなり時速800kmで走り出した。
なんだなんだ。なにが起きたんだ。
トリップメータがどんどん増えていく。MAPページでは、あらぬ方向へひたすらまっすぐジェット機並みの速度で走りつづけるカーソルがあるのみ。

・・・・・・・ え〜っと。ワタシはここで呆然と突っ立ってるはずなんですが。
もしかして宇宙から届く毒電波でも受信しているんですか?

仕方が無いので電源を一度切って入れなおすと、どうやら正気に戻ったようだ。
よかったよかった。
Gekoは、測位できなくなると、その直前の速度と方向を元にしてなんとか動きつづけようと余計なことをするらしい。
おそらくこのせいで、とんでもない速度で動いたと勘違いした後に測位できずに飛びつづけてしまったものかと思われる。
電源を入れたら、ちゃんと現在地が表示されるまで待った方がいいかも知れない。

さて、気を取り直してロギング開始。
でもまだハンドルにブラケットをつけてないので、あぶなっかしいが手に持って走り出す。
速度をサイコンと比べてみると、2〜4km/hほど違うがこれはまあ誤差範囲だ。
衛星を4つ捕捉できると、画面下に「3D」と表示が出る。
この場合は高度まで測位できるので、ログに標高が残るが、市街地ではあまり意味がないな。
位置精度も多少は上がるのかもしれないが。

会社に着くと、あらかじめ「OFFICE」と登録してあるウェイポイントとほぼ一致していた。
トラックログを見ると、ほぼ道筋に合っているようだ。当たり前だけど面白い。


さて、昼休み。
ニッケル水素電池を買いに有楽町のビックカメラまで走る。
今回は、ザックのポケットに入れてみた。
このポケットはザックの背中にあって、前傾姿勢になるとわりと上を向く形になるので感度がよさげ。
メッシュなので電波を妨げないし。

問題は、走行中にチェックすることができないこと。
まあ、ログ取り専用と割り切れば無問題!

ところでやっぱり単4電池というのは容量少なすぎ。
Gekoの電池の保ちが悪いというのもうなづける。
たとえば、ニッケル水素の単3は、最大で2300mA/hのものがある。
ところが単4は800mA/hまでしかない。つまり1/3だ。
しかも、値段も1/3かと思いきや実際は1割ほどしか安くないわけで、非常に納得いかないわけである。
しかし文句言ってもそれを承知の上で選んだのは自分なわけなのであきらめて買うことにする。
外部電源端子を使って外付けバッテリを作れればいいんだが、それじゃあせっかくの超小型のメリットがなくなる。
というわけで、普段はニッ水を二組持ち、さらに予備のアルカリを一組隠し持つ、というパターンにすることにした。
しかし、NiMHではノーマルモードで6時間しか保たないという記述もあり、自転車での山遊びでは6時間だとギリギリといったところか。
それでも一回電池交換すれば十分間に合うのでとりあえずこれでよしとする。
最初はナビゲーションよりも正確なログを重視するので、省エネモードは使わない予定。

さて、今日はバイクに装着するためのブラケットも入手した。
もともと私のバイクは04'XTのデュアコンのせいでライトのブラケットすらつけられない状態だった。
油圧のホースの位置が悪くて、ハンドルに余裕がないのである。
そこで、こんなものをつけてみた。


これのハンドルへの装着部は細いのでなんとかホースに干渉することなく取り付けられた。

  横から。

 自分から見るとこんな感じ。ハンドルが曲がっているのでちょっとナナメになっているのはご愛嬌。

2004/4/1

ついに待望のGeko201(以降「Geko」)が届く。

それにしても、電池室の構造はもう少しなんとかならんもんか。
爪で開けようとすると爪が割れそうになる。
コインでひねればいいんだが、そのたびにいちいち出すのもめんどくさい。
しかも、この部分が何度も電池交換をすると折れて蓋が閉まらなくなりそうだ。

さて、それはそれとして、早速ベランダに出て衛星捕捉をしてみた。
初回なのでかなり時間がかかるが、なんとか3つの衛星を捕捉できた。
後ろと前をビルに遮られていることを考えれば、優秀なもんだ。
ちなみにGekoには携帯機器のくせにストラップ穴がない。
このせいで、ベランダで柵の外に出して持つ時にちょっとどきどきした。
ただし背面にネジ穴があって、ここにストラップとか車載ブラケットなんかを装着できる。
もともとなるべく上に向ける必要があるため、ストラップでぶらさげることは想定していないのかもしれない。

そして、自分の家の位置がゲットできたので早速PCに繋いでカシミールに読み込んだ。
ちゃんと地図上でも自分の家の位置にいる。とりあえず設定はOKなようだ。

次に、カシミール上で自転車通勤している職場までのルートを設定してみた。
わずか2.5kmだが、空が開けているところが多いのでログ取りの練習にはちょうどいい。
そして、このルートをGekoに転送する。
ちなみにウェイポイントは、同じ名前のものがある時は上書きされる。
それ以外のものはそのまま残るため、Geko側でウェイポイントとルートをすべて削除してから改めてカシミールから転送する方がいいと思う。
つまり、カシミールで持っているデータをマスタとし、Gekoには必要最小限のものだけを必要に応じて転送して使うという使い方だ。
さて、転送も無事に済み、ルートを表示できた。

ちなみにウェイポイントはアドレス帳のように先頭の文字で分類されているので、検索は簡単だ。
自分なりに名前付けのルールを決めておくといいと思う。